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第25回 人間的品格をもつ、宇宙飛行士 野口聡一さん無重力環境訓練施設にて、本番さながらで緊張のひと時 提供: NASA/JAXA
地球外生命体、会えないからこそ深まるロマン無重力環境訓練施設にて、本番さながらで緊張のひと時 提供: NASA/JAXA
宇宙へ飛んで地球を眺めた時、どんなことを感じられますか。
素直に驚いたのは、地球の輝き方でした。
宇宙に行く前から先輩方のお話ですとか、過去の映像などもすべて見てきていましたが、実物を目にした時の光の量は圧倒的なリアリティでした。
例えば、目の前の美しい花を高名な写真家の方が撮影して、印画紙に焼かれた美しい花があっても(もちろん写真の出来、不出来は多少あるかもしれませんが)、本物の美しさには叶わないものです。
今、地球の姿を宇宙から捉えた写真は世の中にたくさんありますが、現実に手を伸ばせば触れるくらいの感覚で「地球をモノとして見る」体験では、やはりまったくその感動が違います。
地球の青さ、白さ、輝き。どれ一つとっても、同じではない姿は動いている。
地球は回っています。
刻々と姿を変えているという現実が、美しさであり迫力なのでしょうね。

船内ではどのような時間を過ごされていますか。
楽しみにされている時間などは……。

地上と違って無重力になるので、ふわっと宙に浮くイメージが強いでしょう。
でも、船内ではキャンプ生活のような感じで、同じ飛行仲間と食事をしたり、音楽を
聴いたりするのが楽しかったりしますね。
宇宙にいても、人と人とのつながりが一番うれしいものです。
もちろん仕事をしている時間は忙しいのですが、それ以外の夜のリラックスタイムなどは案外地上の生活と変わらないかもしれません。
僕は音楽が好きですのでCDをたくさん持っていきますし、人によってはポータブルの音楽再生プレーヤーを持ちこむ人もいます。

怖いことはありませんか。例えば、地球外生命体を目撃されるなど……。
NASAジョンソン宇宙ステーションにて筋トレに励む 提供: NASA/JAXA
宇宙飛行士は注目されている割に常に危険を伴う仕事です。
そういう意味ではF1ドライバーと同じかもしれません。
小さなミスが命取りになる可能性があります。たとえば船外活動は、宇宙服のすぐ外は冷たい真空の宇宙なわけですから、
いつも「死の世界」に取り囲まれている気持ちでいます。
生物が存在できない空間で、自分は宇宙服の内側に空気や水、温度といった
地球環境を詰め込んで乗り込んでいる。
それが何かの原因でその地球環境がなくなってしまったら、自分は死ぬしかない。
そういう緊張感というのは、常にあります。
地球外生命体は、残念ながら僕はまだ見たことはありませんが、広い宇宙のどこかの星に地球人のような高度な技術をもつ生命体が生きていてもおかしくない……とは思います。
ただ、もし存在していても、実際に会う確率はほとんど無いでしょうねえ。
逆に会わないからこそロマンがあるのではないでしょうか。
会わないけれど、存在は信じられるというような。
僕は映画「スターウォーズ」が大好きでしたが、冒頭に「遠い遠い銀河の果ての、昔々のお話」という決まり文句があります。
宇宙人と会わないからこそ、僕らは想像力を掻き立てられるのでしょうね。

今の日本の子どもたちに思うことをお聞かせいただけますか?
時代がもつ閉塞感があると思うんです。
将来の希望が持てなかったり、何をやったらいいかわからないという子どもがたくさんいる。でも、ちょっと目を転じてみると、世界の中では今日の食事に困る子どもたちがたくさんいたり、病気に悩む子だっている。そういうと「周りにはいないからわからない」なんて言われてしまうかもしれませんけれど。
僕は、「そんなにキミたちが思うほど、閉塞感なんてないよ」と言いたいですね。
自分がやりたいと思ったことは、今の日本ならできるんです。
どこかに突破口がある。道は探せば必ずあるはずです。

---ありがとうございました!
「音をたてて、宇宙は新しい時代へ進んでいます」とお話しされる野口さん。適切な表現とわかりやすいエピソードを交えたあたたかなお言葉に、温厚なお人柄だけでなく人間的な品格をも感じることができました。勉強だけすれば宇宙飛行士になれるわけでないのです。瞬時の判断力と行動力、そしてチームワークが何よりも大切。そして何といっても小さな頃から培われてこられた「バネと馬力」。どうか健康に気をつけてこれからもご活躍を応援しています。
<了>
取材・文/マザール あべみちこ
① 2008年いよいよ「きぼう」の打上げ開始
・3月中旬 : 土井宇宙飛行士がJEM(きぼう)の第一便をISSへ
・4月下旬 : 星出宇宙飛行士がJEM(きぼう)の第二便をISSへ
*ISS : 国際宇宙ステーション(International Space Station)。
  世界の15カ国が協力して地上400kmの上空に建設。
* 「きぼう」の第三便は、2008年度中のFLT予定。
2008年秋以降、若田宇宙飛行士、日本人初のISSへの長期滞在。
現在の日本人宇宙飛行士8名 提供: JAXA



 

次回予告!

不登校新聞編集長 石井志昂さん

次回は、不登校新聞編集長の石井志昂さんが登場。不登校児童が30万人以上といわれる時代。学校に戻ることが正解ではなく選択肢は他にもあることを伝えたいと『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』を上梓。石井さんご自身も不登校経験者であり、20年以上不登校問題と対峙してきた。子どもの選択に対し、親はどうすべきか。不登校を前向きに捉えるお話を伺いました。どうぞお楽しみに!

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