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子供の習い事トップ > ブログ・コラム・特集 > シリーズ・この人に聞く!第32回 > 2
漫才師 史上最年少のお笑いコンビ まえだまえださん近所の人をはじめ学校の先生や友達には「がんばれ!」と応援されている。
たとえ失敗してもたくさん笑わせたほうが勝ち!近所の人をはじめ学校の先生や友達には「がんばれ!」と応援されている。

兄弟二人キャラの違いは、普段はありますか。

(弟)
旺志郎はな、いつでもスマイル&スマイルや。

(兄)
家の中でも、舞台と同じ。旺志郎はボケて、航基が突っ込み。

(母)
旺志郎のほうがテンションは高いですね。でも二人とも赤ちゃんの頃から泣くことが少なくて、いつも機嫌よく笑っている子でした。航基の場合は、何か変に落ち着いていたというか。赤ちゃんなのに大人っぽい。二人とも12月が誕生月で丸2年空いています。旺志郎が生まれたばかりで航基は2歳になりたての頃、こんなことがありました。電車で移動中、どうしても階段を使わないといけない所があって、赤ちゃん抱っこして、ベビーバギーもって、大きな荷物背負い、片手に買い物袋、片手に航基の手をつないでいたら、航基が「お母さん、この袋ぼくがもったるで」と言って、小さな体で運んでくれて。その時は夢中で「ほんまありがとうな」と言っていただけですが、後から振り返ると、2歳の頃にそんなふうにできる子はいないと周りからも言われまして。しっかりとしていたな、と思います。

小さい頃からすごく細かな気遣いができますね。それって教え込んでどうなるものでもなくて、生まれながらに備わっている性質なんでしょうか。舞台に上がる時、ドキドキしたりしないですか?

(兄)
ドキドキはあるけど、舞台に出たらもうそれはなくなる。失敗しても、泣いても笑っても出てしまえば終わり。セリフも頭に半分入っているけれど、もう半分は緊張で半分半分。それで、緊張で頭がいっぱいになりそうなことがある。終わってから、「あのネタひとつ飛ばしたんちゃう?」ってことがあっても、自分では全然記憶もない。緊張していると真っ白になるから。

(弟)
旺志郎は全然緊張せえへん。全部頭に入ってる。本番前は緊張するけどな。緊張してても楽しまないと。失敗してなくて10回笑わせても、失敗しても11回笑わすことができれば、そら失敗してもお客さんたくさん笑わせたほうが勝ちなんや。

ふーむ。兄弟でも緊張の度合いが割と違うものなんですね。公演前は二人でどんなふうに緊張解いて舞台へ上がるのですか?

(兄)
舞台の袖でネタの練習しようと旺志郎にいうんやけど、旺志郎やらんのです。

(弟)
できないところを整理しているんや。できるところを何べんやってもしゃあないやろ。

緊張のカケラも感じない舞台裏。普段のセリフもネタの掛け合いのようだ。

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