■ピアノを始めたキッカケは何だったのでしょう?
一番好きなことだったからです。お友達のお宅にピアノがあって、遊びに行くとずっと弾かせてもらっていました。遊びに行って2時間くらい集中して熱心に弾くものですから、周りも「ゆみちゃんは本当にピアノが好きなんだね」と段々と子どもの本気度がわかってきたようでした(笑)。
■ピアノが上手な子は器用だった印象がありますが、小さい頃はどんなお子さんでしたか?
結構ぼけーっとしている子で、自分の世界に浸っていたというか(笑)。小学2年生から6年生の期間、ピアノを続ける一方でNHKの児童合唱団に入って通っていました。当時50倍くらいの競争率だったらしいんですよ。そこで歌うこと、音楽の楽しさを改めて実感しましたね。学校の勉強は、12歳頃に塾に通い始めてから、霧が掛かっていた世界がどんどん晴れていった感じでスラスラと学力がついてきた。勉強したい意欲とか、時期って大切だなと思います。
■ピアニストを目指すなら遅いくらいと聞いていますが、6歳から始めてピアノを途中でやめたくなったことは?
そうですね。芸大に入ってからは正直ありましたが、小さい頃はなかったです。楽譜を見ただけで弾けましたし、3日で暗譜できる子だったので、楽しくて仕方なかったです。
|