![]() ![]() ![]() ![]() 今の活動は、学校教育では培えなかった力なのでしょうね。「こころMoji」を制作する上で、一番大変なことは何ですか? 解説を考えることですね。漢字やひらがなは決まっていても、解説できないものがまだまだたくさんある。解説ができるまで1~2年掛かるものもあります。無理やりは創れないものですから。先日、NHK「ハートネットTV」の取材があった時、最短3時間で「海」を描きました。この時は、きらくにいこう、という言葉を入れました。その前に描いたのは、なんとかなるさ、という言葉を入れた「海」でした。取材クルーが訪問される3時間くらい前にお風呂に入ってリラックスをしていたら、降りて来るとしか言えない感覚があって、「この間みた海は、なんといえばいいかなぁ?」と。そこで、きらくにいこう~という言葉がぴったり収まった。解説がないと描き始められないので、クルーが到着するまで急いで作りました。自分の体験をそのまま解説にしたのは初めてのことです。 墨文字だけでなく、カラフルな点描画の作品もありますね。これも浦上さんが考えられた手法ですか?とても細かくて神業としか表現のしようがない美しさです。 2年前の4月、長野県の友人カフェで「花」をテーマに展示会をしないかと声を掛けてもらいました。最初は、「花」という文字に「めぐみ」という言葉を入れてそれぞれの文字を色で塗り分けてみたら…塗り絵みたいになってしまい意外によくなかった。それで前から好きだった点描画だと、どうかな?とやってみたらしっくりきたのです。いつも誰かにきっかけを与えてもらって、考えて何か新しいものが生まれる。そして自分が楽しめないと、良い作品にはなりません。 たとえ子どもの頃好きでなくても、やりたい!という欲求があって楽しめる時がスタートですね。 僕は小学校低学年でKUMONに通いましたが、つまらなかったからすぐ辞めました。その後は、中学生になってカッコよく泳ぎたくてスイミングスクールに通い、学習塾には嫌々行きました。国語と社会をやりたくないからという理由で理系選択して、大学生の家庭教師についてもらい勉強が楽しくなってきたら数学がクラスで1番になり、全教科で5位、3位、1位と毎回テストするたびにメキメキ成績も伸びた。クラスで1位のポジションは高校卒業までキープし、大学も進学できました。 大人になるに従ってメキメキ頭角を現したのですね。では最後に、習い事を考える親に望むことをお願いします。 自分の好きでないことは、やらされても身になりません。やりたくないと継続できないから、子どもの気持ちを優先してあげてほしい。子どもは思っている以上に親の言動を見ていると思うし、親の取っている行為を真似て育っていきます。ぼくは車いすに乗っていますが、子どもは車いすに興味を持って近寄ってきたり、「なんで乗ってるの?」「ぜんぜん動かないの?」と抱いた疑問を素直に投げかけてきます。ぼくはその率直さがとても好きだし、「こうこうこうなんだよ」と説明してあげることも大切だと思ってます。中には、「こら!もうスミマセン」という感じで子どもを引っ張って連れて行ってしまう親もいます。子どもにとっては、その瞬間から「さっきのはやってはいけないこと」だと認識してしまいます。本来、子どもは自由奔放です。危険な時は助け舟を出す程度でも良いのかと思います。「木」のうえに「立」って「見」る、で「親」です。適度な距離から見守っているぐらいがちょうどいいのかもしれません。子どもは可能性で溢れています。それを広げてあげられるのも、芽を摘んでしまうのも親次第です。自分の子どもを信じて良い距離感を作って欲しいと思います。そして、今の時代、知りたいことはほとんどインターネットでわかりますけれど、知りすぎてもよくない。自分で見て触って感じる体験をして初めてわかるものがある、と思います。 ---ありがとうございました! <了> ![]() ![]() 浦上 秀樹 展示会情報
彩色こころMojiのレプリカ、墨文字の原画、はがきサイズのカードを展示・販売いたします。 浦上秀樹実演 開催日時【予定】 13:00~17:00 ※途中休憩あり
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