ちょっとしたアイデアやコツが詰まっている「ほったらかしレシピ」。4種のたれはすぐ真似しておいしかったです。明日香さんのお宅でこれが今定番!というお料理は? 本にもありますがプルコギは、肉野菜炒めのようなものでバリエーションがいっぱいできます。お肉もたれで柔らかく、緑黄色野菜もとれ、具はいくら増やしてもいい。牛肉ってだけで食卓がちょっぴり豪華になるし、困った時には結構作っています。基本的には素朴なものが多いですね。豚肉と大根を煮込んだもの、白菜を卵でとじたもの、とか。うちは子どもたちにも大人と同じものを食べさせています。子ども受けがよさそうなものを別に用意しても手を付けない。大人が本気でおいしいって言ってるものを欲しがります。甘いケチャップ味のオムライスより、春だからタラの芽の天ぷらを食べよう!この苦さを覚えておきなさいって。だからご飯づくりには困らないんです。自分が食べたいものを皆と一緒に食べているので。 一緒に同じものを食べるのが一番おいしいですよね。ところで明日香さんは幼少期どんなことが好きで、習い事は何かされていらっしゃいましたか? 立教女学院で小・中・高12年間過ごして、学校が大好きでした。習い事はエレクトーンを幼稚園から小学3年生まで6年間。なんで始めたかは…幼稚園の友達が習っていたから流れで通っていたのかな。他に、お絵描き、バレエ教室など。小学生の時、とっても太っていて、初めてレオタードを着たとき母に「あーちゃん白豚ちゃんみたい」と言われてすごくショックで、それも着るたびに言われたので、長くは続きませんでした。かわいさ余っての表現だったと信じています(笑)。 今はスレンダーな明日香さんがムチムチしていた頃があったんですね!それはかわいかったことでしょう。小学校から私立を選択されて、ご家庭は教育熱心でいらした? 教育熱心というよりは、とにかくのびのびと育ってほしかったと。そして、のびのび育て過ぎた…とよく言われます(笑)。門限とか家の決まりとかほとんどなく、両親共働きでしたので、結構私自身に任されていました。何か失敗する前に手出しをされることはなく、失敗すると「まぁまぁドンマイ」と言われるような大らかな家庭でした。何事もやってみないと気が済まないわたしの性格をとても理解して、伸ばしてくれたなと思います。周りからどれだけアドバイスされても、あなたはそうだったかもしれないけれど、私は違うかもしれないと思っちゃうので、やってみないと納得できない。留学に行きたいと相談したときも、もう決めてるんでしょ?で、いくら必要なの?・・・という感じで、やりたいことは全部やらせてもらえた。自分の子どもにもそうしてあげたいな、と思う育て方をしてもらえました。 恵まれた星のもとで…今もなおですが、お幸せですね。子どもの頃、大人になったらこういうことしたいな~という仕事の希望はありましたか? ないですね。ずっと今が楽しければ、それでいいと思って生きてきたので。父が音楽がとても好きで、私も中学生の頃から洋楽をいっぱい聴くようになり、音楽のビジネスに携わるような仕事が楽しそうだなと。純粋に、ライブに行くと楽しいというのが入り口で。あのアーティストを日本に呼ぶ仕事ってどうなっているんだろう?この楽しいライブは誰がどんなふうに考えてやっているんだろう?と裏側のことが気になっていたので、大学ではサークルには入らず、MTVという音楽専門の放送局でインターンをやると決め。1年生はインターンお断りということでしたが「私がやらなくて誰がやるんですか!」と、何度もアタックしてやっと入れてもらえました(笑)。 |
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