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■NHK『週刊こどもニュース』は奏さんが5代目のお母さん役だそうですね。
どんなことが求められる役柄ですか?
1週間のニュースのダイジェスト版と、気になるニュースを取り上げるのと2本立て
放送しています。
原稿やVTRをディレクターからもらって、その言葉の意味などを一つひとつ検証し、
わからないことは子どもに対して説明できないので、そこで勉強して教えられるように
します。
一言でいうと、ニュースの橋渡し役。難しいことでも、子どもがわかるようにカンタンに
伝えるため、毎週金曜日は勉強です。
■歌って踊るパフォーマーの奏さんを存じ上げていると、この番組の奏さんは
別人のようにもお見受けしますが……。
うふふふ。どっちも私なんですよ。
私もこの番組に参加した当初、おもしろいことを求められているのかな?と
葛藤もありました。自分ならではの役柄を……なんてね。
でも、どちらも私なんだと受け入れたらラクになりました。
番組に出演している子どもたちにニュースをわかってもらうことが第一だということに
気付いたの。子どもたちに、ニュースについて純粋な感想をもらえるのもおもしろい。
これってどうしてかな?なんだろう?とクエスチョンになることは大人だって同じ。
自分が発見したことを伝えたいですね。
■奏さんは子ども時代、どんなお子さんでしたか?
楽しいことが大好きでサービス精神旺盛でした。女の子同士の仲間割れとか、
面倒くさいことが苦手でしたね。
岐阜県出身で、小学4年生、中学3年生という微妙な時期に2回親の仕事の都合で
転校しています。でも、転校はさびしいことではなくて、友達が倍増える!という考え
でね。自分でいうのもナンですが、切り替えが上手かったの。
どこにいても笑っていられるタイプでしたね。
■その明るさは人に教えられてどうなることでもありませんよね。
その性質をいかして何か習い事をされていました?
そうですね。エレクトーンと、習字、そして絵の教室に通っていました。
でも転校がきっかけでどれも辞めざるをえないことになりました。
辞めるのもはっきり自分で、「これは楽しくないな」と言って親に伝えたりしていました
ね。うやむやにすることなく、楽しいことは積極的に取り入れていました(笑)。
ほんと、今も変わりませんねぇ。
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