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作家 岩井圭也さん「夏の陰」(角川文庫) 出会ってはならなかった二人の対決の行方は―。「罪」と「赦し」の物語。
小説好きの理系少年、剣道で集中力を培う「夏の陰」(角川文庫) 出会ってはならなかった二人の対決の行方は―。「罪」と「赦し」の物語。

岩井さんは北大大学院、しかも農学院をご卒業というご経歴です。生粋の理系研究者が小説を執筆なさることに衝撃を受けましたが、どうして作家に?いつ頃から目指されたんですか?

同じ北大農学部出身の先輩に作家の谷村志穂さんがいらっしゃいますが、今のところ私と二人しかいません(笑) 10歳くらいの頃、小学館の「小学三年生」という雑誌で、作家の北森鴻さん(2010年没)の連載があって、その読み物がすごく好きでした。一年間の連載が終わってしまい、自分で物語の続きを書き始めたんです。オリジナル作品ですが舞台はほぼ同じ。子どもですからなかなかものにならず、キャラクター設定表を作って終わってしまいましたが、その時からなんとなく「小説を書きたい」という気持ちが芽生えた。中学、高校と進んで物語設定を考えるのは続けていましたが、10枚くらい書いたら続きが書けない。高校生の時、数学は全然ダメでしたが生物が好きで農学部に。北大の農学部に行くと決めた時は小説を読んでいましたが、自分で書くことはすっかり忘れて普通の理系生徒でした。

10歳で物語の続きを書いたのが始まりだったのですね。大学で理系に進んでからは?

大学生になって体育会剣道部に入り、週6日稽古をしていてめちゃくちゃハードでした。大学2年生の最後の春休み、遠征で関東に来ました。その時、品川駅の大きな書店でなんでかわからないけれど「あれ?そういえば作家になるんじゃなかったっけ?…こんなことをしている場合じゃないぞ!」と急に思い出して(笑)。でも、今はまだ書けないから、とにかく在学中は読むことに集中しようと。そこから剣道をやりながら、農学部の勉強やりながら、小説を読むことを学生時代続けました。農学部では菌の研究に取り組みました。

大学院卒業後、企業の研究職として就職し上京。会社の研修が3カ月くらい長めで、近くに友達もおらず時間はある。今なら小説が書ける!と思い、初めて一本の短編小説を書き上げました。初めてできたぞ!と満足し、これがスタートラインに。そこから書いては投稿し…最初の投稿で某新人賞の一次通過をして、あ、これはもう大丈夫だ。できるんだ!と思い、書くようになりました。

準備期間があったのですね。学生時代に影響を受けられた本は何でしたか?

小・中・高でそれぞれありますが、井上ひさしさんの「吉里吉里人」。これは吉里吉里人の主人公「吉里吉里探訪記」を高校時代、勝手に書いていわゆる同人誌をやるくらいハマりました。それから武者小路実篤の「友情」。普段文豪の作品を読むことはほとんどないですが、中学時代に薄いから読めるかな?と読んでみたら、「これは自分のことが書いてある!」と。小学生の頃は「ズッコケ三人組」をよく読みました。修学旅行編が特に好きでした。

普遍的に読み継がれる作品ですね。企業の研究者の立場と並行して作家活動もなさって。兼業は体力が必要でしょう。子どもの頃から剣道を?

小学5年生から大学院卒業まで剣道を10年ちょっとやっていました。瞬発力、集中力を培うことができた。それは執筆の上で影響は少なからずある気がします。集中力…あんまり長く持ちませんが(笑)。地元の学校体育館で夜週2回稽古。小学校5,6年生の時に通って、中学進学でいったんやめたんです。しんどかったので(笑)。もう剣道はやらないと決めたはずが、結局またやりたくなって中3で復活。やっていなかった期間は退屈でした。やることがないぞ!剣道部に入ってもう一度やるか!と。そこから高校、大学、大学院まで続けました。

小学校時代は剣道以外に何か習い事を?やっていたことで何を得られました?

公文式の国語と算数を小2か小3頃から6年生までやっていました。それとピープルで水泳を。小3、4年生の頃から6年生まで。級がどんどんあがって1級まで到達し、ひと通りやったので小6で卒業。

やればできるようになっていく過程がおもしろかった。それは小説にも通じている。私は、作品投稿時代が6年間ありました。ひたすら新人賞に投稿した6年間を耐え忍べたのは、水泳や公文や剣道で培った「やればやるだけ身につく」という原体験があったおかげかもしれません。中学受験を経て中高一貫校へ通っていましたが勉強は好きでなく、ただ国語は得意で文章読解問題の小説を読むのは好きでした。それは勉強と感じなかったのです。

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