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不登校新聞編集長 石井志昂さん不登校となりフリースクールへ転学し自分を取り戻した
不登校は人と也と無関係、誰にでも起こり得る不登校となりフリースクールへ転学し自分を取り戻した

早い時期にフリースクールを見つけて人とつながれた。石井さんが「行きたい」という気持ちを持てたのは大きいですね。

母とは信頼関係がありました。見学した日に帰宅後バッグを投げ出したことは記憶にないみたいですが(笑)、本屋で買ったフリースクールの本は半分も読んでおらず、不登校の子が集まっている場所があるという認識だけでしたが、そんなちょっとした情報が兆しになる。記者になって伝えたいことがいろいろありますが「あなただけじゃない」だけでも届く。それが原点となっています。

不登校時代は昼夜逆転で真っ暗な穴の中にいるような…と書かれていましたが、だからこそ立ち止まって「自分は間違っていない」と肯定できたと思います。当時を振り返っていかがですか。

レールから外れた人生だと思っていましたが、レールなんてない。自分の好きな道を進んでいいんだと周りから何年も掛けて伝えられ実感できた。学校とか社会とか職場とかにおもねるのではなく、自分がどうしたいか?を軸にしていこうと思えたのはよかったです。それも不登校経験をしてから20歳になるまでに、徐々にわかってきたことで時間は掛かりました。

自分と向き合う時間を持てたのですね。著書には誰もが不登校になる可能性を説いています。

そうですね。もう一つよかったのはメンタルケアの考え方に触れられたことです。人は必ず病む。苦しかったり辛かったりする経験。あるいは周りから責められたりすると、本人が強いとか弱いとか特性に関係なく、誰でも病む。それはたくさんの不登校児を見てきてわかります。運動神経が優れている子、成績優秀な子、片やまったく勉強ができない学習障害の子もいますが、誰もが人と也とは関係なく、責められればその分傷つくし、傷つく自分を自分でケアしなくてならない。メンタルケアという感覚は今現在とても役に立っています。

お立場上いろんな親子と触れ合ってこられたのは宝ですね。不登校は不幸なことじゃない。

もしかすると不登校は離婚に近いかも。「離婚してよかったか?」と聞かれれば、「しないよりはね」と答える人もいます。「悔やんでいますか?」と聞けば、「最初にあの人を選んだことは」とか。人はそれなりの理由があって選択するものです。良い、悪い、で語るのは長いストーリーがあるので難しいものです。

子どもの可能性や選択肢を広げるのは大人のかかわり方次第という見方もあります。これまでもリモートはあったのにコロナ禍爆発的にリモートが認証されたのは不登校を選んだ子にとって、よかったのでは…と思いますがいかがですか。

今むしろ猛烈な勢いで普段の生活に戻ろうとしていて、今まで通りに学校生活を求める親の要望が強い。コロナ禍で始まった多様な働き方、学び方が否定されるような流れを感じています。子どもの可能性や選択肢を広げるのに必要なのはITの活用、オンライン学習です。いまだに日本は、自分のクラス、自分の座席に座ることを学びの最小単位としている。「座って話を聞く」という発想が貧困です。そもそも学びとは、本人がいろんなことを感じて考えること。椅子に座ることを学びとするのは形だけで、中身を見ていない。学びの貧困はここにあると思います。ITを活用して形を変えたものを認め、もう一度学びとは何か?を掴み取れないと、子どもの可能性や選択肢は広がっていかないです。

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