■小さな頃はどんなことをするのが好きでしたか?
おままごとや人形遊びという女の子らしい遊びを全然しなかった男の子みたいな子 でした。2つ上に兄がいまして、兄にくっついて野山を駆け回って過ごしていました。 転んだり、つまずいたり、怪我をすることもしょっちゅうでしたが、そういう経験をしている うちに本当に危ないものは何かが分かってくる。 今、子どもたちの遊び場で事故が起こったりと安全性が問われていますね。 本当は危険の中で体の使い方を覚えるものですよね。 私、田舎で育ってよかったなぁって思います。 ■ご家庭は、どんな教育方針でいらしたのでしょう? 母は躾には厳しくて、でもいつも私の意思を尊重してくれましたね。 近すぎず遠すぎず、今考えてみると、とてもいい距離感だったと思います。 勉強しなさいとか言われたこともないです。 でも兄がとても勉強がよくできたので、私もやらなければならないなと思っていました。 普通にきょうだい喧嘩もしましたよ。 私のほうが強くて、いつも怒られるのは私ばかりでしたけれど(笑)。。 ■中学で陸上の長距離選手に転向されて、高校でも陸上を? 実は、高校では大学進学のために勉強だけしようと思っていたのですが、 学校のマラソン大会で1位になって、陸上部からお声が掛かって…結局、陸上部に入部しました。 高校は気仙沼の実家から離れて寮生活の仙台育英高校を選びましたが、実は兄も東京の高校へ進学して独り暮らしをしていたんですね。 親にとっては、とても心配なこともあったと思いますが、反対はされませんでした。 ■子どものことを信じていらしたんですね。 15歳くらいで家から巣立たせるのは、すごく勇気がいることだったと思います。そして早稲田大学に合格されて。 大学でチアリーディング部へ入部されたのはどんな理由で? 小学生の時、テレビでチアリーディングの大会を見て、すごくキラキラしたものを感じたんです。ですから早稲田に入ったら、ここに入部しよう!と。 これまで私がやってきたスポーツは楽しかったかというと、辛いことのほうが多かった。 もちろんチアは規律もあって厳しい上下関係もありましたが、それまで個人種目でスポーツをしてきたので、グループで力を合わせてひとつのものを創り上げる楽しさっていいな~と思いました。 ⇒[3]を読む |
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