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地域と学校をつなげる「よのなかnet」主宰 藤原和博さん4歳頃の藤原少年、とても利発そう。今の面影がしっかり。
校長が変わることで、教育も変わっていく4歳頃の藤原少年、とても利発そう。今の面影がしっかり。

校長先生は、それだけ学校現場への指揮力が問われるものなのですね。

教室のなかでどんな授業をするかというのは、全権を教員が握っている。こんな民主的な構造をもっている社会はないと思います。だからこそ何か変えなくてはならない時に、動きにくい。超民主的だから、どこも強制力をもたないんですね。校長を誰にするか決めるのは、その地区の教育長。教育を変えるためには、この教育長と校長の人事が要だといえます。教材の問題ではない。

藤原さんが5年間、杉並和田中で校長先生をなさってこられて、いろいろ話題になりました。なかでも「夜スペ」には注目が集まりました。大手進学塾と学校が連携して、学校の場を提供して補習講座を開く。これは私塾に高い月謝を払わずに、安価な料金で勉強する環境を学校で得られる、すごくいい試みだなぁと感じました。

批判もありましたが、学校の先生に本当に力があれば、塾の先生に怯えることもないでしょう。自分たちの授業に影響があったらどうしよう……なんてね。大体どんな組織でも、上の2割で何事も決定し、以下5割はそれに追随し、残り3割はあまり力がないか、さぼり屋。これを2対5対3の法則といいます。今、全国に公立小中学校が約3万校ある(2万が小学校、1万が中学校)。このうち7割の校長は、はっきり言って、成熟社会に合ったマネジメントができていません、早く変わってほしいですね。この5年で団塊の世代の方々がゴッソリ退職するので、教育長が次にどういう校長を選ぶかで変わります。談合ヨロシクつるんで引っ張りあげてきたような人事ではダメです。

とても衝撃の数値ですが、やはり……という思いもあります。大体、校長先生は子どものことが大好きな人がなる職業だと思っていましたが、今の学校の校長を見ても学校の中を歩く姿を見たことがない(笑)。安全とか安心とかいう言葉が大好きで、何でも管理体制を敷きたがります。子どもたち息苦しくないかなぁ、と思いますけれど。

小学校で担任をずっと長いこと続けて校長になる人は、子どもが好きという気持ちが根っこにはあるでしょう。3万校のうち、1割は素晴らしい校長がいる学校かもしれませんが、それが広がっていかないとね。なぜ変革かといえば、私たちの生きる社会が成長社会から成熟社会へ移行しているから。皆がなんでも一緒という社会ではなく、それぞれ一人ひとりが個別の人生を歩む社会になっていきます。20世紀と21世紀の大きな違いはそこ。一人ひとりに適応した教育が必要なんです。それは教員だけでは無理ですし、地域の教育資源の大胆な導入が必須になってくる。時代が変わった、という認識をもてる校長も実際は少ないんですけれどね。

地域に住む専門力をもつ人と「つながる」「つなげる」ことのできる学校かどうか、それがよい教育ができるかの大きな分かれ目なわけですね。

ネットワークですよね。ネットワークと言うとコンピュータのことだと勘違いする人もいるけれど。インターネットなんてできなくても、人のネットワークはできる。ところが、外部の人材との幅広いネットワークを怖がってやらない学校もある。7割は校長のせいで「鎖国」している学校なんですね。

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