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世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

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世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

世界を股に駆ける写真家 織作峰子さん

織作峰子(おりさく みねこ)さん

1960年12月16日生れ。石川県出身。学生時代に陸上選手として活躍。やり投げ北信越大会入賞。 1600mリレーでは全日本ジュニアオリンピック出場、北信越の記録を樹立。大学時代に友人が送った 写真がきっかけとなり、1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場。 ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、82年に大竹スタジオに入門。87年独立。写真家と して活動開始。87年から2年間、米国ボストンに在住。その経験から作品集「BOSTON in the time」が 生まれた。 作風は、北陸の風土に育まれた感性と、女性としての視点を生かした風景への優しいまな ざしを感じさせる。陸上競技で鍛えられたバイタリティとスタミナで世界中を精力的に飛び回っている。 現在大阪芸術大学写真学科教授。 ≫ 織作峰子さん 公式サイトはこちら

スポーツ万能、華奢なのに力持ち

織作さんは石川県で誕生されて高校まで青春時代をお過ごしで、陸上部でやり投げ選手としてご活躍されたそうですね。

中学時代はバドミントンを。出身は小松市ですが、団体、ダブルスと市で4つのメダルを取りました。小さな頃から足は速かったので、選抜でいつも大会に出場。陸上部で最初は、ハイジャンプ、ハードル、高跳び、包含、200メートルという五種競技もやっていまして、それから短距離を。あるとき「槍を投げてみなさい」と先生に言われ、投げてみたらビックリするほどビューンと飛んだ。やる人が誰もいなくて、種目になっちゃったんですね。槍は短距離が速くないと飛ばない種目で、力が決め手ではない。投げる時に30メートルくらいダッシュが必要なんです。

スポーツ万能。お見受けする限りでは華奢なイメージですが、違うんですね(笑)。

バーベルを、ジャークで60キロ持ち上げ、ベンチプレスは50キロ。高校生のとき、筋質がいいとよく褒められていました。筋肉ムキムキにならないけれど力がある。スリムだけど持たせたら強い。握力も50を下ったことはない。さすがに今は45くらいですが、私持ち上げますよ、男の人の一人や二人(笑)。でなきゃ、この仕事はできないです。

写真家は重い機材を持ちながら撮影もしないとなりませんよね。その基礎体力を既に培っておられたということで。さかのぼって、小学生くらいのときはどんなことが得意のお子さんでしたか。

図画工作と体育は得意な子で、学校生活をエンジョイしていました。小学校5、6年生で、自我が芽生え早熟でした。たとえば、学校が終わって帰宅すると、まず3時から始まるアフタヌーンショーを見るのが日課。「ふむふむ、大人ってこういうことを考えてるのか~」なんて大人の世界を冷静に眺めていた。その番組が終わる4時頃に友達と合流して遊んでいた(笑)。縄跳びとか、ゴムとびとか、普通に。

すっごくわかります!私もお茶飲みながら3時から奥様向けの番組を見るのが好きな小学生でしたから。織作さんのご家庭は、厳しくなかったですか。

どちらかというと放任です。私は、祖母に育てられたので、教えられることはたくさんありました。祖母は戦前、戦中と料亭を切り盛りしていた人で、戦中は一等兵だけが泊まれる旅館を経営していました。うなぎの養殖場もあって、サラブレッドの馬もいたし、なかなかアクティブなおばあちゃんでした。私は、毎日仏壇のお花の水変えやお手伝いをして日常的に作法を教えてもらっていました。「女性は歩くとき、必ずゴミを拾いながら下を向いて歩きなさい」と、よく言われましたね。

うちの祖母は明治生まれで既に他界していますが、家にいてもホコリや糸くずを拾ってくれていました(笑)。身づくろいをキレイにすることと生活する場を整えることは同等なんでしょうね。

高校時代陸上部では、やり投げ選手として活躍した

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