道山さんは今年ソロ活動10周年ということですが、節目として心掛けていることは? 10年とはいってもその前の10年もあり、これからの10年もあります。僕にとってはこれが出発点。今やっていることが実を結ぶようになるのが10年後。僕が10年前に思っていたことが今実現しているので、これから思っていることも実現できるように今を大切に活動していきたい。 音楽を聴いて楽しむだけでしたらアルバムがあります。でもコンサートやライブってそれとは違う感動がありますね。 ライブでは毎回そこでしか出会えないものを感じてもらえればと思っています。同じ場所で同じ時間同じ空気を体験するというのがとても大切です。その場所とお客様からパワーを頂いて、お客様の拍手もサウンドとして体に響いてきます。それをお客様に返していくとお客様からもまた返ってくる。そういうやり取りは大切にしたいと思っています。 1月には三谷監督の舞台で音楽を担当されるそうでファンとしてはワクワクします! 実は、これまで演劇を観てきた数はそれほど多くありませんでした。それがよかったかなと思います。これまでの定型を知らないので、自由に発想できます。演劇と音楽はお互い違うように思えますが、実際に舞台の音楽をやってみると、共にある空間での表現、やり取りがとてもよく似ていると感じます。今回の舞台で、人は一面ではなく、自分が観ていることと他人が思っていることは違うことがあります。その視点の違 いで表現が変わる面白さがあると思います。私は、演劇を盛り上げる音楽をいかに作るか、いろいろと考えながら舞台を盛り上げられればと思っております。 では、最後に道山さんと同世代の親御さんへメッセージをお聞かせいただけますか。 僕は『人に迷惑をかけるな。自分のことは自分でやること。』と最低限のことを親から躾られてきました。我が家で箏の教室をやっており、人の出入りも多く、人との接し方を大切にしなさいということ、また留守のことも多かったので、自分で何でも出来るようにという教えだったのだと思います。その頃は大変だったと思いますが、今にして思うと自ら考え一通りのことは自分で出来るようになり良かったと思っています。 ---ありがとうございました! <了>
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