■NYの子どもたちの習い事事情は、やはり日本のように色々選択肢があるのでしょうか?
はい、もちろんです、NYは特にお受験もありますし、習い事をたくさんさせているお家はたくさんあります。お母様たちはその送り迎えにぐったりつかれてしまう、なんてことは年中のこと。どちらかといえばスポーツ系の習い事が多いですね。 |
■今の子どもたちに不足していると思うことは何でしょうか?また、日本の子どもたちにどんなことを期待していますか。
自分で考えて、自分で行動すること。最後までやりぬく力。人がやってくれるから自分は別にしなくてもいいという人任せなところ。創造性。これは大人がそうだから、子どもに影響してしまうのだと思います。今の子どもたちが悪いのではなく、大人の私たちの中にこうした意識がどんどん薄れてきている、残念なこと。子どもを大切にすることは、全部大人がやってあげることではないと思います。ガイダンスはするけれど、見守る大切さ、忍耐力をもって最後までやらせることが「責任感を持てる人間」をつくることになるのです。今は大人や親が過剰に何でもやってあげ過ぎる、見放すのではなく見守れなくなっている世の中、『もっと大人がんばれ!』といいたい。なんといっても日本は世界第2の国、まだまだ世界に力を発揮できる力をたくさんもっているのに、なぜか元気がない。だから自分をもっと信じられるような環境をつくりたい。人と目と目を見てきちんとコミュニケーションできる子どもになってほしい。元気に遊べる子どもになってほしい。 |
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