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小1からシンクロを続けてきて、ご両親はどんなふうにサポートしてくれましたか?
父はよく“辞めろ”と言っていました。うちは普通のサラリーマン家庭なので、子供3人がシンクロをやるのは大変だったし、シンクロを続けた所でどうなるんだという思いもあったようです。試合も見に来なかったですが、引退を決めた時に黙って肩を叩いてくれました。後になって、父なりに応援してくれていたと気づきました。母は競技用の水着を何枚も徹夜で仕上げてくれたり、いろんな面で支えてくれました。父の実家である呉服屋を手伝って、海外遠征費用を出してくれていたそうです。辞めてから全部聞いて「そうやったんや」と。

今、3歳のお嬢さんがいらっしゃいますが、母親として心がけていることは?
あえて「型にはめる」こと。挨拶、脱いだ靴を揃える、うがいや手洗いをする…そのやり方を教えてあげて“型にはめる”。小さい時にその“型”を教えないと、いきなり教えても分からないと思うんです。

ご主人もスポーツ選手ですが、お子さんにこう育って欲しいという思いはありますか?
ああなりたい、こうしたいという「夢」や「欲求」を持って欲しいだけです。何か得意なものがあって、その道で生きていくというなら、どんなことでも応援したいと思います。

子どもが自分のやりたいことを見つけるために、親ができることはあると思いますか?
ある程度は親がきっかけを作ってあげるべきだと思っています。大切なのは親が一緒になって楽しむこと。子どもは親が目を輝かせてやっていることを感じ取ります。いろいろな体験をさせてあげる中で、子どもが食いつく瞬間があるはずです。ただ、その子に合う、合わないを見極めることも必要です。引退後、各地でシンクロの入門教室を開催しましたが、「本当にこの子はやりたいのだろうか?」と思うほど、死んだ目をした子がいました。やらされている状況が続くと進歩しませんし、第一に達成感が得られません。

親が子どもの習い事を見守る上で、気をつけたいことはありますか?
試合に勝てても勝てなくても、家族や身近な人は努力したことを認めてあげてほしい。負けた時こそ悩むので、信頼している人から「よくやった」「頑張った」という言葉がもらえれば、ほっとするはずです。 私の場合、親は何も言わない人でしたが、井村先生からは練習不足で負けるとボロカスに言われていました(笑)。でもオリンピックの翌年、93年のワールドカップでメダルが取れなかった時、「負けたのはあなただけのせいじゃない。原因を考えて一緒にやり直してみよう」と言ってくれました。

頑張ってきた時間を共有してきた人だからこそ、語れる言葉ですね。
はい。その後、どうすれば勝てるのかを一緒に考え、その翌年の世界選手権で銀メダルを獲得しました。あの時、井村先生に否定されていたら辞めていたと思います。勝った時よりも、負けた時にどんな言葉をかけてあげるか。それが、次の頑張りにつながると思うんです。

----ありがとうございました。奥野さんの言葉からはひとつのことを極めた人ならではの自信を感じました。子どもの頃からの続けてきたハードな練習、指導者との出会い、シンクロが好きという気持ち……いろいろな出来事の積み重ねがメダルにつながっていたのですね。今後は2人のお子さんのお母さんとして、どんな指導で子育てをされるのか楽しみです。

小学校2年生の時、「京都踏水会」での練習風景。2人の姉たちと一緒に練習に通っていた。
小学校2年生の時、「京都踏水会」での練習風景。2人の姉たちと一緒に練習に通っていた
<了>
取材・文 伊ヶ崎加寿江/マザール

現在、育児休業中の奥野さん。10月よりスポーツコメンテーターとしての活動を再開予定です。
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