子どもの頃何か習い事をされていましたか? お習字教室に小学1年生から中学3年生まで通っていました。続けることの大切さ、細部から全体をみることはユニバーサルデザインにも通じます。小学4年時に片耳が聴こえなくなって、もう片方の耳も段々聴覚を失って高校時代にはどちらも聴こえなくなりました。人とさほどコミュニケーションしないで生きていくには、お習字教室を開いて先生となるか?…と真剣に考えたこともあります。その当時は将来の夢が描けなかったのです。 切なくなるエピソードですが、幼少期はどんな遊びが好きでしたか? 山や川で遊んだり、昆虫採集や標本にすること…特に昆虫好きで、虫を捕まえては採集キットの液体を注射して標本にすること…大好きでした。今はバーチャルなことが遊びに溢れていますけれど、自分の目で見て、触って、聴いて…そういう実体験で得た感覚は本物だと思うんです。 ご自身の子育て期に悲しかった出来事はありますか? 息子が3歳の時、スイミングスクールから入所を断られたことです。「指導者の声が聴こえないのは危険」などの理由でお断りされたんですね。息子は聴こえますが、保護者の私が聴こえないことでこういうハードルがあるのだ…と感じましたね。結局、ママ友達に良いところを教えてもらい、3ヵ所目には「どうぞ!」と歓迎されて通うことになりました。 よかった!習い事をする時って、結局は「人」ですよね。他に何か習い事をされていましたか? スイミングの他、空手、英語を。今は中学3年生になった息子は高校受験に備えて塾に通っています。『はじめたら続けること』をルールにしています。空手のおかげで、私が叱った時に手を挙げようとしても、サッと身を交わすのが得意です(笑)。 ⇒ [3]を読む |
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