SEALDsとして活動をされてきてうれしいこと大変なことどちらもあったと思いますが、それはどんなことですか? 考え方の違いを知り、やることやっていると認められるのはうれしい。僕にとってデモはあんまりおもしろくないもので、年齢層高い人がゼッケンして旗持って…というイメージでした。そういう先入観をどうやって崩すか、かっこよく見せる方法はいっぱいあると思う。フライヤーとか、動画のCMを作り。デモだけじゃなくて、なんにおいてもそうですが普通ここまでやらないよね~ってことを考えている時が一番楽しいです。 そこは広告的なセンスが問われますね。新しい視点、距離感でどう伝えたら伝わるか?みたいなことを考える仕事なので。新しいデモ、いいですね。 プラットホームとしてのデモのおもしろさはありますね。昔はネットがなかったけれど、今はSNSを利用してデモに参加している人がそれぞれTwitterやFacebookなどでデモをしながら投稿して様子をあげていく。多くの人が参加できて、口コミで広げられるし、マスメディアにも拡散できる。記者会見よりもデモは拡散力が違う。デモって反対派だけが集まっているように見えますが、いろんな人がいていいと思う。参加する敷居を下げたいです。 今はReDEMOSという団体の代表ですが、今後はどんな展開を考えていますか? アイデアを考えている段階ですが、映像の仕事をしていた経験をいかしてメディアをやっていく道もあるかなと。例えば対談の録画ってあまり振り返って観ませんよね。対談を3カメで撮ってリアルタイムでSNSと連携して画質もよくかっこいいメディアとしてできたらおもしろい。ライブでやっているのが大切。今の瞬間を、もっと早く同時多発的に起こしていきたい。録画したのだと、もう終わったことでしょ?って感じなので。 それと、実家のドキュメンタリーを撮ろうと思っています。ショートドキュメンタリーで20~30分の作品を今夏には出したいと思っています。 新しいアイデアがもっといっぱい出てきそうですね。では子どもを育てる大人へ、習い事選びのヒントになるメッセージをお願いします。 幼い頃、パソコンとか教えてくれる大人が周りにたくさんいたので、当時の小中学生にしてはパソコンでいろいろできた。今考えるとそれも習い事だったように思います。周りに何かしら教えてくれる人がいて、つい1年前はDJを教えてくれる人が現れて、最近DJもやっています。習い事って決まったカテゴリーの中で習わないといけないものではないと思います。これおもしろい、これ習いたい、というものに出会ってほしい。やらされると嫌になってキライになってしまいますから。興味がある、楽しいと思えることを。僕もやりたいこと、まだまだいっぱいあります。 ---ありがとうございました! 2018年4月取材・文/マザール あべみちこ 奥田 愛基 イベント情報 【無料開催!】THE M/ALL|「音楽xアートx社会をつなぐ都市型フェス」 渋谷のライズビルにて「THE M/ALL」というイベントを開催します。 「音楽xアートx社会を再接続する」をテーマに、ミュージシャン&DJによるライブ、アートと社会問題について各分野の若手クリエイターや専門家が語り合うトークセッション、会期前日から会場に滞在するアーティストがその場で作品を作り上げていくアーティスト・イン・レジデンスなど、さまざまな企画が4つの会場(WWW、WWWX、 WWWβ、GALLERY X BY PARCO)をまたいで同時進行します。 ライブイベント
30時間トークセッション
「MAKE ALL(すべてをつくる)」のマインドで、この社会をいまより少しでもマシなものにするために。 ■書籍紹介
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