今、コロナで自宅から出ないで生活する人が大半ですが、何か体のためになさっていることはありますか?紘良先生は僧侶でもありますが。 トレーニングのアプリを入れてます。体を確かめることは必要ですね。これは仏教にも通じますが、ルーティーンをなぜこなすか?というと、一日のスケジュールの中で毎日掃除もこなすことによって変化に気づける。変化は生きている証でもある。自分の中で体に聞く時間、心に聞く時間を一日のどこかで設けるというのは課しています。 ご自身のお子さんは12歳ということで。まもなく思春期かな?と思います。お父さんとしてどんな思いで子育てをされていますか? 子育ては初めてですので、場当たり的なことは多いですが、成長に従って常に対応は変えています。その対応が自分の成長にもつながっている。親は全能ではないから。常に父親とはこういう存在、というよりも1年生の時はこうだったけれど、今はこう…というように子どもの姿を見ながら変化しています。僕も相手もどんどん変わっているからこそ、です。そろそろ異性を意識し始める頃なので、無邪気にいられず距離を取ろうとしているところです。 思春期が来るとまた新しい関係が築けるでしょうね。今と昔を比べて、子どもに変化は感じられますか? 子どもは変わっていませんが、親が変わっています。例えば、スマホに頼っている生活環境。スマホを与えて自分もスマホに興じるお父さんの存在の影響は大きい。スマホ以前でいえば、電気や車があることによってずいぶん生活が変わりましたよね。でも今では電気も車も子どもにとって悪い影響とは誰も思わない。テクノロジーをどのように使うかを探求していきたいですね。スマホが悪いわけではなく、スマホを介したコミュニケーションのあり方を考えた方がいい。親子や社会、つながっていくための関係性に気持ちを向けていきたいですね。 最後に、子育て中の同世代へ習い事についてのアドバイスをお願いします。2020年の活動についても教えてください。 習い事や、親ができることは、サプリ感覚でよいと思っています。栄養素を吸い上げるのは子ども自身。そう考えると親も少し荷が軽くなります。僕らがすべて子どもの栄養素を作っていくと思うと、慎重になってしまう。主食は彼ら自身が作るはずです。 2020年は、静かでもアクティブに。僕は軽い男だとみられたい。あいつ呼べばすぐ来るよ…というフットワークの軽い人だと思われたい(笑)。コロナは長期戦で硬くならざるを得ませんが、少し落ち着いたら、力みを外して軽くいきたいものです。 ---ありがとうございました! <了> 齋藤 紘良 書籍紹介
|
|