せやろがいおじさん お笑い芸人 今春コロナ禍となって、さまざまな政府の対応に不安を覚えたのは私だけではないはず。そんな時に友人から「せやろがいおじさん」の動画がシェアされて初めて知りました。言いたいポイント鋭く突いているだけでなく、ゲラゲラ笑えるフレーズが盛り込まれていて、すごい!誰?この人…と辿っていったら既に民放にも出演されていて(笑)。動画のタイトル「ワラしがみ」、榎森さんご自身を「せやろがいおじさん」というネーミングもなんだか笑えますが、この意味とは? 2017年9月からYouTubeで「ワラしがみ」チャンネルをスタートしました。チャンネル名は『笑いに何とかしがみついていきたい』という思いを込めたものです。「そうだろうが!」「せやな!」という意味の「せやろがい」という言葉は、キャッチフレーズにしようと思っていました。YouTubeは若い子が観るもの。30歳過ぎたおじさんのチャンネルなので「おじさん」を付けたという、ただそれだけのことで(笑)。 そもそもYouTubeを始めたきっかけは何でしたか? 3年前に「せやろがいおじさん」を始める前、お笑いコンビ「リップサービス」で1年くらいYouTubeをやってました。「せやろがいおじさん」を始めて、無名の芸人の戦い方も含め、皆さんが関心のあるテーマで何とか目を引くようなやり方でやらないといけないんだなぁ、と改めて感じました。僕の仕事は、小さな声を大きくするスピーカーの役割みたいなものです。 かなりの更新頻度で、どんなふうに作っているのか興味をもたれる方も多いのでは? 基本的に毎週金曜日更新。いろんなことがニュースになっていますが自分の中で、これおもしろい言い回しできるかな?このフレーズいいたいな!と思い浮かんだものから企画をするようにしています。ワンフレーズから話を広げていくことが多い。お笑い芸人なので、毎回おもしろいと思ってもらえるようなネタは盛り込んでいます。撮影カメラマン、ドローンカメラマン、YouTubeの配信を手伝ってくれるプロデューサー的な人、そして僕の4名です。台本は僕が書いています。1週間かけて1本制作しています。金曜日に配信なので、土曜日から仕込み、台本を作って、撮影して、編集作業をしてを木曜日まで行ってます。 勉強もしないとならないでしょうし、アドバイスされる方がいらっしゃるんですか? 特にコロナ関係のニュースは昨日こうだったけれど今日はこう…となることもありますし、専門家の間でも意見が分かれることがあります。かなり情報の取捨選択、自分はどう考えればいいんやろと、難しいタイミングではありますね。アドバイザーは特にいませんが、テレビで放送する際はファクトチェックを受けています。2019年9月の終わりからTBSのワイドショーで「せやろがいおじさん」の動画を紹介してもらっています。テレビを観ている層と、ネットをみている層は若干違うので、ネットを観ていない層にも情報を届けられたかな?と思います。時間帯によっても違いがあります。テレビもネットも、こちらが意図したことと異なる受けとめ方をされることはありますね。 |
|