体にあまり良くないであろう飲み物は摂らず。しっかりご飯を食べ、食事の時間帯も法則をご自身で決めてこられた? 高校生の時は出された食事を食べていただけで当時は時間帯まではこだわらなかったですね。食事の時間帯はプロになってから決めました。僕が調べた限りでは、同じサイクルで生活をすることで体が覚える。要するに一定のリズムで食べると、いい流れができる。バラバラの生活時間帯で食事をすると、内臓もいつ消化すればいいのかわからなくなってしまう。常に一定の間隔で食べることですね。 著書には51もの食べるべきものを紹介されていて即実践できます。コロナ禍の今、食トレ本の企画をされたきっかけは? 僕は食事について伝えたいことがいろいろあって、ちょうどそういった企画でお話もいただき、細か過ぎず専門的になり過ぎないものにしたいと思いました。細か過ぎると読み手が疲れてしまうので。食事はやはり、おいしく楽しくするもの。同じように、この本も楽しくさっと読める感じにしたいと。小中学生でもわかりやすく、手軽に読める本にしたかった。その想いがうまくマッチングして、作っていただきました。だいぶ注文をつけましたが(笑)。 実体験に基づいた紹介で、管理栄養士さんの一言アドバイスもあってとても読みやすいです。お酒を飲まないのは体力維持につながっていますか? 肝臓でアルコールを分解するので、アルコールを摂ると肝臓が働き続けてしまう。分解するためにものすごくエネルギーを使うので、お酒を飲んでいる人は疲れが取れづらい。内臓が休まらないと筋肉も休まらないらしいので、内臓も寝ている間は休ませないとならないですから、食べてすぐ寝るのは内臓が動いた状態で寝ることになって結局体の疲れは取れない。消化活動がある程度収まってから眠る状態にして、筋肉だけでなく内臓も休ませないといけないので、就寝の最低2時間前に食事をすることを心がけました。怪我をしないこともアスリートの才能です。どんなにいい選手でも怪我をしてしまうと試合に出られない。 お酒は僕以外の家族は全員飲めますし、僕も飲める性質でしょうね。食前酒とか憧れはありますが、ペリエがあればそれで十分です。 試合前は特にうどんを食べていたとか。これは炭水化物をスピーディーに摂取するためでしたか?引退後の食生活はいかがでしょうか? そうですね。白米を食べ続けてもいいのですが、せっかくなので同じ栄養素でも違う食材で食べると飽きないですし、うどんなど麺類は消化が良くつるっと食べられるので試合前にはよくうどんを食べていました。 引退してからは、朝は食べても、昼と夜は仕事の都合でバラバラ。夜も遅くなったり。これが一週間続くと…ですが一日くらいなので順応しています。今朝は食パン、コーンポタージュ、ヨーグルト、フルーツ。引退してからは食はだいぶ緩くなって、家にある残り物、子どもが食べなかった野菜や余り物を食べています。プロの時は、ご飯がメイン。白米好きというのもありますが、僕にとってはパンはおやつのイメージ。間食、捕食として食べるのがパンで、メインは白米をしっかり食べるというのが僕の一番のルーティーンです。食べる量はだいぶ減りました。運動量が少ないので、食べる量も減らしていたら段々胃も小さくなりました。今は毎日走っていてサッカーの仕事がきた時に備えています。動けないのは困りますし…応援してくれる方のためにある程度体力を維持しておかないと。 |
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