音楽が人より秀でている、とご自分で意識されたのは何がきっかけでしたか? 小学2年生の頃、音楽の先生が体調を崩されてお休みした時に「伴奏できる人は?」と聞かれて。当時のクラスで私しかできなかったんですね。それで歌のタイトルを聞いて楽譜なしで弾けたものですから皆からも一目置かれ、「私は音楽ができるんだ」と。 プロフィールは音楽家として華々しいご経歴ですが、実物の秦さんは「主婦の半径5m」をテーマにした歌を歌っている通り、なんだか生活感あふれて笑えるし泣けてしまうし。サザエさんみたいな親しみがありますね。 バークリーで学んできただけで鼻が高くなってしまう人もいますが、私にとって自分のことは少し距離をもって眺めて笑っているんです。 継続は力なり。秦さんはずっと地道に音楽活動をされてこられて、今春1月14日にライブアルバムでメジャーデビューをめでたく果たされました。 いつか誰かが見つけてくれるんだろうと思って音楽は好きで続けてきたのですが、なかなか誰にも見つからずに。ただ、波をおこすには自分で揺すっているだけでは起こらず、波を見張っている人がいたり、波の違いを発見する人がいたり、それがいい波かどうかを判断できる人がいたり。たくさんの人がいて初めて波が起こる。そういうことがわかったのは本当に最近です。 では最後に、子どもにピアノを習わせたい親御さんたちへ何かメッセージをお願い致します。 何でピアノを習わせたいのか、よく考えてみたほうがいいかもしれませんね。音楽によって、その子がどうなることを期待しているのか?好きなら続けていけると思いますが、好きではないのに習わせることはないのです。毎日練習しなさいと子どもに言いたくなると思いますが、一緒に親も弾いて習うといいですよ。お母さんにとってピアノが楽しいものなのか、辛いものなのかわかると子どものこともわかるでしょう。親子一緒にピアノを習えば連弾もできるし。
---ありがとうございました! <了>
活動インフォメーション
●活動スケジュール 2009年1月14日(水)発売 ■コンサート情報
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