ジュニアユースが立ちあがったのは98年で12年経ちます。チーム自体が成長したと思われますか? 立ち上げ当初はマリノスやヴェルディに合格しなかった3番手くらいの子の寄せ集めでした。グラウンドもいい状態ではなかった。練習場所、メンバー選考などいろいろなことを積み重ねて試行錯誤しながら今があります。 トレーニングのためにも「食」は大切と思いますが、子どもたちの家庭の協力は欠かせませんね? 12,3歳頃は成長期でお腹もすきます。食事に関しては、1食分600円くらいで業者に依頼してバイキングスタイルの食事ができます。そうなったのも最近のことです。保護者には栄養講習会を開いて講義をし、協力を得ています。練習後に帰宅してからご飯を食べるのが23時頃になってしまう子もいたので、こうした手法も取り入れるようにしましたが、概して好評です。 夜の給食は、家族にとってもありがたいことです。ところで今のU-12,13の選手が早くても8年後にW杯に出場するためには、どういうことが必要と思われますか? 日本はまだまだサッカーの歴史が欧米に比べて浅い国です。足元がうまい子はそれなりにいますが、執着心をもってゴールを決めて勝つんだ!という子が少ない気がします。 雷など身の危険がある場合を除いて、どんな状況であっても練習します。僕も選手時代は、朝・昼・晩と練習漬けで、そうしていないと体が動かなかった。 サッカーを通じて、子どもたちにどんなことを教えていかれたいですか。 サッカーが本当に好きでプロを目指すのなら、どこにいても同じ。自分の気持ちを目指すところに向けないといつまでも達成しない。ついにW杯に選手が4人出場しましたがそういう存在を目指し、超えようという子を増やしていきたいですね。自分の目標に対し、強い気持ちで向かっているなら目的をもって目標に達成できるはずです。 今は一つでも多くチャレンジをさせたい。失敗しなければうまくならない。 ---ありがとうございました! <了> 活動インフォメーション ●川崎フロンターレ U-12、U-13活動情報 川崎フロンターレは、未来のトップチームで活躍できるプレイヤーの育成と,幅広い年齢層へのサッカー普及を目指し、下部組織の運営に力を入れています。 川崎フロンターレ下部組織公式ホームページ |
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