高崎 康嗣(たかさき やすし) 川崎フロンターレ U-12監督 1970年4月10日生まれ。 大場 健史(おおば けんじ) 川崎フロンターレ U-13監督 1967年8月14日生まれ。 監督が育成されているサッカー少年は、厳しい選抜テストを合格した子どもたちです。どんな基準をクリアした子が合格できるのでしょう? 運動能力(スピード、大きさ、強さ)、技術力、判断力など特徴のある選手です。毎年同じ能力の子が集まるわけではないので、譲れない基準は一定にありますが、何かの力が秀でていれば目に留まります。 コントロール・キック・ドリブルなど技術レベルはもちろんのこと、身体が小さくても大きくてもその選手に特徴があることです。身体能力・スピード・判断スピードなど、常に考えてプレーしているかを見ています。 選抜試験にはどのくらいの子どもが受けて、合格するのでしょうか。 各学年で150名以上受けますが、合格する子はほんの一握りです。 ジュニアユースの場合、下のユースから上がってくる子以外にも外から500名くらい受けますが、合格するのはほんの10名ほどです。 12,3歳という「のびしろ」の多い時代に、どのようなことを主眼にされてトレーニングをされていますか? 判断を伴った技術の向上と、自立した行動ができるようにしています。 個人戦術の徹底、絶対負けたくない強い意志を育てるメンタル面、グループやチームの規律を守ること、などです。それと「川崎フロンターレ」では、ゴールへの強い執着心をもってプレーすることを小さいうちから叩き込んでいます。 夏に力の差が出ると言われていますが、夏季休暇中はどのような練習をされますか? 特に普段とは変化しないですが、今年は時間があるので練習や試合、それ以外でも考える力や意見を言える、文章力を上げていけるようにしたいです。 個人戦術の徹底、それがどれだけ試合で出来たか。特にジュニアユースは試合数が多いです。どれだけ競り勝っていたか試合の質を振り返ります。 伸びる子の資質とは、どんなものでしょうか? いつも100%で練習し、向上心をもって、考えて練習や試合をしている選手です。 常に考えて行動を起こし、「絶対に上手くなるんだ」という強い意志がある子が伸びてきます。 ⇒ [2]を読む |
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