ここまでお話し伺って、西條さんは子どもの頃から自立心が強かったのではと思いますが、思春期に反抗的な態度を取ったり、大人になったら…の夢はありましたか? 反抗期は普通にありましたよ。中学の頃とかは、母親と並んで歩くのとかすごく恥ずかしくて、遠くから「タケオ~!」と呼ばれるのも嫌でした(笑)。僕は自由にやってよいという環境で最も力を発揮するタイプなので、サラリーマンには向いていないな~とおぼろげながら思っていました。特に夢というのはなかったですが、ただ、教えることには興味を持っていた気がします。4人兄妹だったこともあって、学生時代は基本的に仕送りなしの条件で早稲田に行かせてもらったので、ずっと家庭教師のバイトをしてました。 学問だけでなく、人が好きなんですね。これから大変な時代になりますが、子どもたちにはどんな言葉を贈りたいですか? 子ども達ではないのですが、大人の皆さんに伝えたいことがありますね。まず、子ども達が自己肯定感をもてるような関わり方をしてもらいたい、ということです。「生まれてありがとう」と抱きしめてあげて欲しいですね。 それは、大人にとっても沁みる深い言葉ですね。この震災を乗り越えて、3.11があったから日本はよくなったというようになりたいです。西條さんが政治家になったら日本が変わる気がします。そんな声は掛かりませんか? 僕が政治家になることはないと思います。ただ一般の方々や、政治家の「考え方」を変えていくことで、世の中に少しでも幸せな人が増える一助になれたらとは思います。 最後に一言お願いします。 今回の津波で大好きな伯父さんも亡くなってしまい、とにかく、自分ができることはすべてすると決めて活動しています。これからも家電プロジェクト、ガイガーカウンタープロジェクト、ソーシャルファイナンスプロジェクト、カーシェアプロジェクトなど被災者支援になることはどんどん実現していきます。
---ありがとうございました! <了>
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