実際に生徒さんをお持ちで教えていらしているお立場でもありますが、これから習い事を考える親へメッセージを頂けますか? 子どもが親の見えないところでやっている素晴らしい発見や良かったことをご両親へお話しするようにしています。ただ楽器演奏の感想だけではなく、その子の持っている感性を伝えたい。習い事を通して、普段ご家庭では見られないお子様の色んな面を知っていただきたいですね。 音楽以外で大切にしているのは、どんな時間ですか? 自然を感じたり、アートに触れたり、お友達と会ったり、家族と話したり……全部大事ですが、食べることが大好きなので、「食」の時間も大切!(笑)。 富山の実家にたまに帰ると食事係として厨房を預かります。料理は全て創作料理。レシピ本は見ません。ある材料で、思いついた物を。 それって愛香さんの創作活動とも通じていますね。では子どもたちへ伝えたいことは? どんな物でも楽器になり、身体を叩くだけでも音楽が生まれます。日常のなかで日々発見してほしい。例えばトイレの換気扇が壊れてしまった音でさえ、楽しい音と感じるとそれだけで音楽になる。親にとっては行儀が悪いようなこと、お箸で茶碗を叩いて奏でる音ですら、子どもにとっては発見。あ、この音おもしろい!という“気付き” を大事にしてほしいですね。 ボディパーカッションという音楽ジャンルって新しいですよね。これから愛香さんがご自身の音楽で取り組んでいかれたいこと、ビジョンをお聞かせください。 ボディパーカッションは小さい子どもからお年寄りの方までどなたでも体感できます。たとえ聴覚障害、視覚障害がある方でも音楽を楽しめる。身体で感じる音だからです。みなさんに、もっと単純に音楽を身近に感じ、日常に溢れる素晴らしい音をたくさん発見していただきたいなと思います。 誰もが、“音”を“楽しむ” 「音楽人」であってほしいなと思います。
---ありがとうございました! <了>
活動インフォメーション
●山本愛香さん活動情報
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