山本 愛香 (やまもと あいか)さん 桐朋学園大学ピアノ科卒業後、秋山和慶、SINSKE、木村大、藤原道山、古澤巌、葉加瀬太郎、岡幸二郎、大平貴之、人間国宝・山本邦山 等各界のトップアーティストとのコラボレーションや、ユニット活動も活発に行っている。(和太鼓×ピアノの姉妹デュオ「ヤマモト万歳」、2人で20個以上の楽器を操るユニーク楽団「アラカルト」) 近年は、NHKラジオ「おとおばけの冒険」、舞台「ビューティフル・サンデイ(制作/東宝芸能・関西テレビ放送)」等に楽曲提供し演奏も行うなど、オリジナル楽曲にも定評があり、今夏、全曲オリジナル曲をおさめたピアノソロCDをリリース予定。また、演奏活動以外に、ピアノ、ボディパーカッションの指導、ワークショップも全国各地で行っている。桐朋学園大学附属子供のための音楽教室にて特別授業の講師も務める。山本愛香音楽教室「39ミュージック」主宰。 山本愛香さん 公式ブログはこちら 先日のライブもすごく刺激的で夢に出てきそうなくらい楽しかったです!まず最初に、愛香さんが幼少期どのようにお育ちになられたかをお聞かせいただけますか? 富山県小矢部市という自然に囲まれた土地で生まれ、小学1年生から和太鼓を叩き始めました。私の音楽の原点は、和太鼓。生まれ育った町内ではお祭りに和太鼓を叩くのが文化として根付いていたんです。小学4年生になると叩き始めるのですが、私の場合、3つ上の姉が4年生になった時に一緒にくっついて行き、1年生から練習に参加していました。和太鼓は練習場所と太鼓の数が限られるので、竹の筒を太鼓に見立てて練習したもので、その音も大好きでした。 ライブでは「ヤマモト万歳」としてお姉様の綾乃さんとユニットでの演奏がお腹の底から揺さぶられて素晴らしかったです。二人姉妹は仲良しで?どんなご家庭でお育ちになった? 姉と私は性格がまるで逆。キーワードで表すと姉は大胆、まじめ、繊細。私はお茶目、自由、実は小心者…。母は音楽教室を主宰しておりまして、ピアノ、コーラス指導、手遊び歌を教えたりしています。父はグラフィックデザイナーでマジシャン(笑)。サプライズや愉快な事が大好きな一家で、誕生日や記念日に必ず何かしら仕掛けをしたり、家に友達が遊びに来ると父がサプライズでマジックを披露したりと、とても賑やかな家庭です。教育に関しては、ピアノ教師の母は「子どもがやりたいと自分で言うまでピアノを強制するのはやめよう」と考え、私は小学5年生からやっとピアノを始めました。親子だと甘えが出るので別の先生の元へ通いましたが、表現力や音楽的な事は母から学ぶ事も多かったです。 今の愛香さんが、どうしてこんなにユニークなミュージシャンなのかわかるエピソードですね!子どもの希望を尊重してくれるお母様がいらして、音楽を楽しめるようになった?何かきっかけになったことはありますか? 小3の時、地元で「童謡フェスティバル」というコンテストが催され、作詞・作曲部門で、最優秀賞を戴きました、それがなんとボディパーカッションの歌でした。今思えば、その時から繋がっていたんですね~。当時まだピアノを習っていなかったので音符も楽譜の書き方も分からず、私が歌ったメロディを母が楽譜に落としてくれたんです。小さい頃、歌うことも身体をならすことも好きだったので、そこから音楽大好き熱が続いているのかもしれません。 ご家庭にアートと音楽に触れる環境がおありでラッキーでしたよね。音楽好きな少女に反抗期なんてありましたか? ありました!反抗期にはよくトイレジャックして何時間もトイレに立て篭もって出なかったり(笑)。でも家に3つトイレがあったので、1つ占拠しても何もダメージを与えられなかったんですけれどね…。(笑)自分に目を向けて欲しかったんでしょうね。姉が写真を撮られているのに自分も写りたいがために遠くにいるのに変なポーズとかして被写体としてバッチリ意識したり…。(笑)とにかく目立ちたがり屋で、やんちゃな子どもでした。 |
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