海の家ライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」は何が一番のメインですか? 6月29日から9月2日まで毎日さまざまな時間帯でライブをやっています。出演者の方のコーディネートもすべて僕らがしていて、そちらの仕事がもともとはメインでした。ぜひ楽しみにきてください。 この先どんなことをしたいとか、こうなったらいいなというイメージはありますか? 僕は海の家・音霊 OTODAMAを始める前から、音楽にずっと関わってゆきたい、プレーヤーとしてやっていきたいという思いが強い。活動を続けていくことが目標。20年、30年選手になりたいです。 自分が生きている答えみたいなものが見つかるといいなと。『なんで?』と考えることが多いのですが、その『なんで?』を見つけられるようにしたいです。音楽を通して見つかることもあるでしょうし、海の家に関わってくださる行政や企業の方々から学ぶことも多く、いろんなことを吸収していく中で『なんで?』の答えが見えてくることもあります。自分がその中でどう関わってゆくかを考えたいです。 将来の子どもたちに、どんなことを伝えていきたいですか? 時代が変わっても、根本的なことは変わっていないと思う。子どもには選択肢を拡げてあげたい。父親になっても完ぺきである必要はなくて、仕事をしている背中をしっかり見せられればいいなと思っています。僕の父がそうでした。輸入雑貨の仕事をしていた父は海外へ行くことも多く、一緒に遊んだ記憶はほとんどありません。独立して小さいながらも起業して今も現役で働いています。好きなことを仕事にしている姿は、自分の音楽活動のモチベーションになっている。成人するまでは嫌いだったのですが(笑)やっと今になってみて父の頑張りは誇りに感じています。 今って親が子どもに過保護だと思うんです。僕は結構父には殴られて育ちましたし、幼い頃からたった一人で新幹線や飛行機に乗せられて移動することも強いられました。中学生の頃は、いきなりタスマニアというオーストラリアの島に送りこまれたこともあります。基本的にそういう激しい育てられ方をしたので(笑)余計そう感じるのかもしれませんね。でもそのおかげで自立心が芽生えた。過保護にしているとそれは生まれないと思います。 夏の歌といえばサザンやタツロー、TUBEなどイメージが強いですが、キマグレンならではの音楽性というのは何でしょう?そして10月14日の武道館初コンサートに向けて一言どうぞ。 10月14日は武道館を海にしよう!というテーマですので、海でない所が海にかわる体験を楽しんでもらえれば。僕らはTUBEの皆さんとも仲良くして頂いていますが、僕らの場合弾けるような夏の歌ではなくて夏以外のことを歌っているほうが多い。サウンド面で夏っぽく聞こえるのですが実は夏を歌っている曲はあまりない。「Life」も「愛Need」も「バトン」も基本的には夏を歌った歌詞ではない。すべてサウンド。そして海の家をやっているからイメージで夏なのでしょうね。そういう音楽って僕らにしかできないことなんだと思っています。今後はもっと夏を意識するような歌も作れたらいいですね。 武道館はミュージシャンにとってひとつの夢の場。小さい頃から武道館でコンサートができればと思ってきました。僕らの夢の集大成ですが、終わりではなくむしろ通過点。自分たちが納得できる音楽ができれば来てくださったお客様にも満足してもらえるはずです。ボーカル二人というスタイルも普遍性があります。ただ、先日ジャズシンガーの綾戸智恵さんに『あんたら勢いはいいけど、歌下手やなぁ~!』と言われてしまったのでもっとうまくならないと!(笑)。 ---ありがとうございました! <了>
活動インフォメーション
●キマグレンさん活動情報 初の日本武道館公演決定!! テーマは “武道館を海にしよう!"
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