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中国思想を熟知する「論語」の達人 小島毅さん歴史の見方は一つでない事に気づかされるユーモア溢れる歴史副読本。
歴史大好き少年の中学受験。歴史の見方は一つでない事に気づかされるユーモア溢れる歴史副読本。

先生ご自身は先程、幼稚園の頃に百人一首を覚えていらした…というお話しもございましたが小学生の頃はどんなことがお好きだったのでしょう?

昭和40年代に小学生時代を過ごしましたが、その当時は各家庭に「○○全集」というような歴史本がありました。父が歴史好きでしたから貧しいながらも蔵書はありました。それとNHK大河ドラマ、日曜日の夜8時15分から9時(当時はこの時間帯でした)に放送されるこの番組だけは、幼い私も観てよいことになっていました。普段は夜8時には寝なければならない生活で、日曜日だけは特別でね。それが歴史好きになったきっかけです。

子どもの頃から歴史好き、読書好きだと、とても賢い印象があります。先生は学校の勉強もとてもよくお出来になったのでは?

中学受験をして麻布中学に進学しました。文化祭見学に連れて行かれて「毅、この学校にはいりたいよね?」と。親の思いにうまく乗せられたというか(笑)。妻の父親は私の父よりさらに本好きで、蔵書量が半端ではなく、その重さで家が傾きかけているくらいです。そういう環境なので妻も歴史好きになったようです。

中学受験をするには塾も行かれたと思いますが、習い事は何かされていらっしゃいましたか?

小学校入学前は児童劇団に入ったこともありますし、そろばんは小1から3年生まで通って1級を取得しました。親の訓育のもとでそうなったということもありますし、子どもの頃はそれほど判断力がないので「これ、やりたい?」と聞かれると「うん」と答えて、そうするとすぐに通うことになったりして。まんまと親の目論見にはまった(笑)。私の両親が目指していた子育てのレールに私はうまく乗ってしまったのかもしれません。
当時は受験塾がまだ珍しい時代で、横浜市郊外の自宅から東京世田谷の自由が丘まで電車で週4回通っていました。往復1時間はかかる道のりで、「日本の歴史」と「世界の歴史」という中公文庫のシリーズを電車のなかで読破していました。

本当に歴史好きでいらしたんですね。先生ご自身はご家庭でどんな子育てをされてこられたのですか?

私の場合、今大学3年生になる娘の子育てはまったく失敗しました(笑)。私も妻も子どもの頃から歴史好きで大河ドラマを観て「ここの歴史背景はおかしい」とか分析をするような夫婦で、それを幼い頃から聞いて育った彼女は、「歴史好きのやつは変人」とでも思ったか、歴史嫌いになってしまったようです。今彼女は経済学を専門にしています。親の思った通りには成らず…です。儒教の中では「親が子に直接教えるのは教育効果上よろしくない」という言い伝えがあります。娘を見てきて『親は子どもの先生にはなれないなぁ…』と私も思いました。もちろんそうではない事例もあるでしょう。私は自分の所業のせいで、娘が憧れるようなお父さんになれなかったのです。一般論として親の言いなりというのもどうかと思うので、これでいいのかもしれませんね。

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